6月11日14時(現地時間、日本時間11日21時)、ル・マン24時間レースのゴールまで残り30分を切った。現地には青空が戻り、雨の予報もない。このまま初夏の気候のままゴールを迎えそうだ。
総合優勝を狙うハイパーカークラスの争いは、TOYOTA GAZOO Racingの8号車 GR010 HYBRID(Sébastien BUEMI/Brendon HARTLEY/Ryo HIRAKAWA)、フェラーリの51号車 Ferrari 499P(Alessandro PIER GUIDI/James CALADO/Antonio GIOVINAZZI)の2台に絞られた。
キャディラックの2号車 Cadillac V-Series.R(Earl BAMBER/Alex LYNN/Richard WESTBROOK)は、先頭から1周以上の差が付いた。1周以上の差があると、セーフティカーが出ても大幅に差を詰められないため、実質的にトップ争いから脱落した形になる。
トヨタの8号車も、ゴール30分前の時点でトップと3分以上の差となっており、厳しい戦いを強いられている。しかしながら、何が起こるか分からないのがル・マン24時間。トヨタは最後まで首位を追いかけ続けている。
残り30分、トヨタが勝てばフェラーリの記録に並ぶ6連勝、フェラーリが勝てば1965年以来で58年ぶり10度目の勝利になる。
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