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8戦連続通過で磨いた底力 西村優菜は難コースに楽しみ - ゴルフダイジェストオンライン

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前(21日)◇バルタスロールGC(ニュージャージー州)◇6621yd(パー71)

大会初出場の西村優菜は開幕前日にイン9ホールを回って最終調整した。「今回、ラフが一番長いんじゃないかな。メジャーらしい難しさ」と話すタフなセッティングは、風が吹いたこの日のラウンドでも体感した。

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例えば210ydのパー3となる16番は「なっがーいでーす」と苦笑いで口をとがらせたくもなるホール。少しアゲンストだったというこの日は、5Wでは中にブッシュもある手前のガードバンカーを越えられず、3Wで打った。奥から手前に向かって下る傾斜が“壁”のようになっており、それを利用して戻してこられるのがせめてもの救いだ。

現在米ツアーで8戦連続予選通過。カットライン上で滑り込んだ前週「マイヤーLPGAクラシック」のように、ギリギリの状況で生き残った試合もある。「ラッキーもあっての予選通過もあったけど、最後まで諦めずに一打一打を打つことはできていると思う。いままでやってきたところも自分の強みとして持ちながらラウンドできたらいいかな」。コンスタントに上位に絡めないもどかしさはありつつ、土壇場で発揮されてきた粘りが大舞台でも生きてくる。

ラフは入れる場所によってレイアップしかないエリアがあり、グリーンの入り口が奥に向かって止まりにくいダウンスロープになっていて手前からの攻めが通用しないホールもある。「耐えるゴルフが必要で、苦しい場面もあるかもしれないけど、なかなかこういうセッティングではできない。楽しいですし、楽しみ」。難コースに前のめりでチャレンジする。(ニュージャージー州スプリングフィールド/亀山泰宏)

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