日本ハム中田翔内野手(31)が楽天田中将大投手(32)から11年ぶりに本塁打を放った。

起床時から金武までの移動中も「ずっと嫌だと思っていた」という田中将との対戦は初回1死一、二塁の場面。カウント2-2から外角への変化球にタイミングを外されながら捉え、左中間芝生席へ3ランを描いた。「スライダーだと思う。しっかり芯に乗っていたので飛んでくれるかなと思った。完全にタイミングは外されていたけど、運がよかった」と振り返った。

途中交代後に、田中将からは「打つなよ」と声をかけられ「たまたまです」と返したという。「メジャーで投げる姿を見てきたからかもしれないけど、田中さんはすごく大きかった。オーラがあった。(シーズンでの対戦時は)毎朝、嫌な気持ちになるんだろうな」と今季の実戦初安打を田中将からのアーチで飾っても、嘆いていた。