◆第103回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 日本航空5ー3新田(21日・甲子園)
日本航空(山梨)が新田(愛媛)を下し、3回戦進出を決めた。
ともに大会初日に初戦を戦い、中10日での2戦目となった両チーム。日本航空は1回戦で東明館(佐賀)を5安打完封したバデルナが立ち上がりから安定感抜群のピッチング。188センチの長身から投げ下ろすストレートとスライダーで新田打線相手に6回まで無失点投球を続けた。
打線も力投の左腕を強力援護。4回1死後、4番・和泉、5番・塚田の連打で一、二塁のチャンスをつくると、6番・和田が左前適時打を放ち、3連打で先制。さらに2死満塁から9番・バデルナが中前適時打で2点を追加。この回5安打集中で3点を奪った。
5回にも塚田の適時打で1点を加えたが、7回に新田の猛反撃を食らう。
バデルナが先頭の4番・古和田の強烈な打球を腹部に受け、苦悶の表情を浮かべたものの続投。しかし、1死後、6番・山本に死球、7番・乗松の中前打で1死満塁のピンチを背負うと、8番・向井に押し出しの死球。9番・山内の左犠飛。1番・長谷川の右前適時打で3点を返された。
それでも、日本航空は7回2死から2番・森が左越え二塁打を放つと、続く3番・エドポロの強烈な打球が三塁手の失策を誘い、貴重な1点を加えた。
バデルナは139球を投げ、7安打3失点で2試合連続の完投勝ち。
日本航空は16年ぶりの16強入り。3回戦では、ベスト8入りをかけ、横浜―智弁学園の勝者と対戦する。
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