ブルージェイズ菊池雄星投手(30)が今季2度目の先発登板で5回を3安打1失点と好投したが、初勝利はならなかった。

気温8度の寒さの中、立ち上がりから制球に苦しみながらも粘りの投球だった。1回先頭から2者連続四球で無死一、二塁となったがその後をニゴロ併殺と遊ゴロに打ち取りピンチ脱出。2回も1死二塁でダルベックからこの日最速の97マイル(約156キロ)速球で見逃し三振を奪い、最後の打者を遊ゴロに仕留めた。

3回は1死から2者連続の二塁打で1点を失ったが、4回以降を無失点に抑え5回を3安打1失点、3三振3四球で91球で降板。味方が追加点を入れられず1-1の同点で交代し、勝敗は付かなかった。2試合で0勝1敗、防御率3・24となった。

モントーヨ監督は菊池について「速球をアグレッシブに使っていた。(3回1/3を3失点だった前回から)よく修正していた。素晴らしい仕事で我々に勝つチャンスを与えてくれた」と話した。