<カブス3-4パイレーツ>◇21日(日本時間22日)◇リグリーフィールド
パイレーツ筒香嘉智内野手(30)の今季初長打が、決勝打となった。1点を追う5回2死満塁。2球で追い込まれるも、ファウルで粘り、カウント1-2からの6球目、外角94マイル(約151キロ)のカットボールを左翼線にはじき返した。2者が生還する逆転の二塁打が今シーズン12試合目の出場で初の長打。二塁ベース上でガッツポーズをみせた。試合後は「感覚は全然悪くないので、心配することなく、いつも通りに打席に入れました」と振り返った。
2回先頭の第1打席は二ゴロ。3回1死一、二塁の第2打席は甘く入ったツーシームを捉えた痛烈な打球だったが、一塁正面への打球となり、一→遊→一の併殺打。1点リードの7回は、1死一、三塁の好機もナックルカーブを打って二→遊→一の併殺に倒れた。9回2死一塁での第5打席はフルカウントから内角低めボールゾーンへのスライダーに空振り三振を喫した。5回の逆転打以外の打席は凡退したこともあり「タイムリーはよかったが、それ以外はあまり良くない。しっかり修正したい」と反省も忘れなかった。
この試合はカブス鈴木誠也外野手(27)が「2番DH」、筒香は「4番一塁」でそろってフル出場。筒香は「誠也くんは敵味方を超えた存在。アメリカの地で一緒に戦えるのはうれしいですし、夢のよう」と笑顔もみせた。
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