2021年のガールズグランプリを制した新女王の高木真備(106期=東京・27歳)が3日、突然の引退を表明した。
高木は昨年12月28日に静岡競輪場で行われた「ガールズグランプリ2021」で悲願の初優勝を達成し、2021年ガールズ最優秀選手賞を受賞したばかり。
この日は、地元である京王閣競輪場で「ガールズグランプリ2021優勝報告会」を開催。その席上で引退を明かした。引退レースは行われないという。
高木はガールズケイリン3期生として、2014年5月9日奈良競輪場でデビュー。8年目にしてグランプリ女王となったが、1月末から欠場が続き、3月7日に平塚競輪で復帰。直近では3月27〜29日の川崎競輪「オッズパーク杯 報知新聞社杯(FII)」で決勝3着と復活を予感させたが、7年11か月の現役生活に終止符を打つ決断をした。通算616戦、1着は379回。
■高木真備コメント
これまで何度もやめたいと思ったことはあったのですが、その都度まだグランプリを獲っていないと頑張ってきました。
その目標だったグランプリを昨年獲得してからの3か月、実はずっと考えていました。
何を目指してモチベーションを上げたらいいのか。
その答えが見つけられずに、普通の開催に出場した時の不甲斐なさ。
車券を買って応援してくれた声に応えられない状況が続いていましたが、引退を決めたのは先日の川崎を走ったレースです。
もういけないな、と最終決断しました。
引退レースはしません。
いまはやりたいこともあり、そこに向かって走りたいと思います。
やりたいことですか? 保護犬に関することです。
とても幸せな競輪人生でした!
今まで高木真備を応援くださり、本当にありがとうございました。
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