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20歳レフティ・細野勇策が圧巻“61” 「終わってみたらすごいことに…」 - ゴルフダイジェスト・オンライン

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(31日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

昨年のQTファイナルステージで8位に入り、今季からレギュラーツアーに本格参戦している細野勇策が、圧巻のプレーを披露した。

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「普通のバーディ以上に大きかった」という1番での10ydのチップインを皮切りに、怒涛のバーディショーがスタート。2番でも連続バーディを奪い、5番では4mのバーディパットを流し込んだ。9番では3打目のアプローチを寄せ切れずにこの日唯一のボギーをたたいたが、ハーフターン後もその勢いは衰えなかった。11番から3連続バーディを奪うと、15番からも2度目の3連続。18ホールを通して危なげないプレーを見せた。

11バーディ、1ボギーの「61」をたたき出し、このコースの大会記録を1打更新。予選ラウンド36ホールでのストローク「126」でも、石川遼らが持っていた記録を5打更新した。まさに記録的なスコアとなったが、「淡々と1ホール、1ホールをこなしていこうという意識でやっていたら、終わってみたらすごいことになっていた。狙って獲れるスコアでもないので…」と本人は至って冷静だった。

アイアンショットとパッティングがかみ合った。「2打目の距離が長く残ったところはグリーンセンターへ。120yd前後の狙える距離であればピンを向く」。柔軟なプレースタイルをビッグスコアにつなげた。

心臓の心室と心房の壁に欠損がある状態(心室中隔欠損症、心房中隔欠損症)で生まれ、生後2カ月で手術を受けた。激しい動きを伴うスポーツが禁止された中、父・誠一さんの影響を受けて始めたのがゴルフだった。記録的な18ホールをコースロープの外から見守った母・洋子さんは、息子の性格を「辛抱強くて、落ち込んでも尾を引かないし、それを表に見せないタイプ」だと語る。

「淡々と一つひとつやっていくだけ。まだ2日あるので傲慢にならず、しっかり1日ずつ、1ホールずつやっていきたい」。週末も浮き足立つことなく、地に足をつけて戦い抜く。「経験したことない位置からのスタート。緊張もすると思うし、思ったようなゴルフにならない時が必ず来ると思うので、その時にしっかり耐えて、流れが来ればバーディをたくさん獲っていきたい」。20歳のレフティが、ツアーに新風を吹き込む。(三重県桑名市/内山孝志朗)

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