早田ひな PHOTO:Itaru Chiba
パリ五輪日本代表選考会・全農CUP平塚大会（5月6～7日／平塚総合体育館） 7日、女子シングルス決勝で早田ひな（日本生命）が張本美和（木下アカデミー）をゲームカウント4-2で破り、優勝を果たした。
パリ五輪選考ポイント1位、全日本3冠の早田。日本のエースの地位を固める22歳に、平野美宇（木下グループ）らを破った昇り竜の14歳が襲いかかる。
第1ゲームから互角の打ち合いが展開され、9-9の場面で早田のフォア側を突いた張本が先制。
張本美和 PHOTO：Itaru Chiba
2ゲーム目も張本がバック側へのロングサーブでエースを重ねるが、同じく9-9から今度は早田がドライブを決めて取り返す。
得意のフォアドライブが決まるなど、ラリー戦での強さが出てきた早田。第3ゲームは11-5で奪い、4ゲーム目も張本のロングサーブを破りつつ、緩急自在の攻撃で11-3と一気に取る。
あとがない張本は第5ゲーム、ミドル攻めでリードする。ラリーでしぶとい早田に8-8に並ばれるも、高速バックレシーブも見せて11-8と取り返すが、6ゲーム目は早田が攻守に隙を見せずに11-4で奪い、14歳の挑戦を退けた
早田ひな PHOTO：Itaru Chiba
【優勝した早田の試合後インタビュー】
張本選手は本当に強い選手に勝って上がってきて、本当に勢いがあったんですけど。全日本のときより技術や精神面ですごく上がっている部分もありましたし。だけど自分自身が張本選手より思い切って挑戦者の気持ちで試合ができたので、勝ててうれしいです。
（何度もマッチポイントを取られた2回戦など）苦しい試合もあって、昨日は本当に吐き気もしながら、試合をしていたんですけど、会場の皆さんのおかげで最後までがんばれました。
パリ五輪でも本当に苦しい試合だったりとか、海外での試合なので体調不良になったりとか、そういうことも本当に起こりかねないので。そういうことも含めて、本当に一試合一試合が卓球人生につながるという思いでがんばっています。
＜全農CUP平塚大会 女子シングルス決勝＞
早田ひな 4-2 張本美和
9-11/11-9/11-5/11-3/8-11/11-4
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