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元大関・栃ノ心が現役引退 ジョージア出身 大相撲 - 毎日新聞

2018年の大相撲初場所で初優勝し、賜杯を手に喜ぶ栃ノ心=東京・両国国技館で2018年1月28日、丸山博撮影 拡大
2018年の大相撲初場所で初優勝し、賜杯を手に喜ぶ栃ノ心=東京・両国国技館で2018年1月28日、丸山博撮影

 日本相撲協会は大相撲夏場所6日目の19日、元大関で幕内優勝1回の東十両5枚目・栃ノ心(35)=本名・レバニ・ゴルガゼ、ジョージア出身、春日野部屋=の現役引退を発表した。栃ノ心は幕内だった2023年1月の初場所で左肩を脱臼して途中休場し、先場所に十両に転落。今場所は初日から5連敗だった。今後は協会には残らない。

 東京・両国国技館で引退記者会見し、「1月場所でけがをして、自分の相撲が取れなかった」と決断の理由を明かした。

 17年間の土俵生活で、18年初場所14日目に初土俵が同じ松鳳山に勝って初優勝を決めた取組を思い出の一番に挙げた。「ジョージアから来て、何も知らない私が春日野部屋で育てられ、けがもあったが、活躍した時もあった。日本に来て相撲ができて感謝しています」と感慨深げに語った。

 栃ノ心はジョージアで柔道などの経験があり、05年に相撲の世界ジュニア選手権重量級準優勝をきっかけに角界入り。06年春場所で初土俵を踏み、08年夏場所新入幕、10年名古屋場所新小結と順調に出世した。

 13年名古屋場所で右膝の靱帯(じんたい)を断裂し、4場所連続休場。幕下から再出発し、18年初場所では14勝1敗で平幕優勝した。ジョージア出身力士の優勝は初めてで、欧州出身では08年夏場所の琴欧洲(ブルガリア)、12年初場所の把瑠都(エストニア)に次いで3人目だった。

 18年夏場所後に大関に昇進。当時、三役経験者が幕下転落後、大関に昇進するのは昭和以降で琴風以来2人目だった。右四つを得意とする力強い取り口の一方で、けがが多く大関から2度の陥落を経験。通算在位は7場所だった。【村社拓信】

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