ヤクルトを20年ぶりの日本一へ導いた高津臣吾監督(53)が2日に放送されたTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。オリックスと戦った昨年の日本シリーズで予告先発投手の導入を“拒否”した背景を明かした。
野球に造詣が深く、パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)と1時間に渡って新春トーク。その中で、石橋から「予告先発を拒否ったじゃないですか。中嶋監督は『うちはやりますよ!』って。あれはなんでなんですか?」と聞かれた。
これに「5戦目に原樹理を投げさせたんですけど、CSの時に当たったじゃないですか。で、投げれるかどうか分からなかったんですよ。で、原樹理いくか、高梨いくか、いろいろ選択肢があって。スアレスがどうとか、田口を投げさして…とかっていういろんな選択肢がある中で、そこだけ予告できなかったから予告はしないって言いました」と高津監督。史上初となる指揮官のバースデー日本一が懸かっていた11月25日の日本シリーズ第5戦(東京D)で先発した原樹理投手(28)は巨人と対戦した同12日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(神宮)で右手親指付近に打球を受け2回途中に緊急降板しただけに、第5戦の兼ね合いで予告先発投手導入に賛同できなかったと説明した。
「なるほどね…」と納得する石橋。高津監督は日本シリーズ前の監督会議で同学年でもあるオリックス・中嶋聡監督(52)と同席した。「『あれ?しないの?』って言われて無視しちゃいましたけどね」と申し訳なさそうな苦笑いモードで振り返って石橋を笑わせると「そうしたら、司会の人が(ささやき声で)『監督どうですか?』って言うから。『僕はいいです』って言って…。『あの…なしで…』って」と舞台裏を明かしていた。
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