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阪神・湯浅を襲っていた1年分の疲労「試合があったら投げられない状態だった」28試合連続零封の翌日に― スポニチ Sponichi Annex 野球 - スポニチアネックス Sponichi Annex

セCSファーストステージ第1戦   阪神2-0DeNA ( 2022年10月8日    横浜 )

セCS1<D・神> ヒーローインタビューを終えファンに手を振る湯浅(撮影・大森 寛明)
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 【記者フリートーク】3日前、取材現場でたまたま顔を合わせた湯浅と少しだけ雑談する時間があった。言うまでも無く、今季チーム一の飛躍を遂げたニュースター。28試合連続無失点でシーズンを終え、初のタイトルとなる「最優秀中継ぎ投手」も獲得した。

 開幕からその快進撃を目の当たりにしてきた者として、心から「お疲れさま」と伝えた。人懐こい笑みを浮かべた右腕だったが、返ってきた言葉が衝撃的だった。「今季最終戦(1回無失点だった10月2日のヤクルト戦)の次の日は全く体が動かなかったんです。うわ…これはやばいって。その日、試合があったら投げられないレベルの状態でした」。最後に失点したのは、3カ月以上も前だ。本人も「1年の疲れがどっと出た感じでした」と振り返っていた。

 「動けなかったですけど、その日は休めたのでまた頑張ります!」。そんな意気込みを聞いて別れたから、この日のピンチでの火消し、イニングまたぎでのプロ初セーブに凄みを感じた。再び“スイッチ”を入れた背番号65。矢野阪神のラストドラマに、この男は必要不可欠だ。(阪神担当・遠藤 礼)

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