名古屋グランパスは28日、FWシュヴィルツォクのドーピング検査の結果を報告 [写真]=Getty Images
名古屋グランパスは28日、同クラブに所属するポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクのドーピング検査の結果を報告した。
シュヴィルツォクに関しては、昨年10月17日のAFCチャンピオンズリーグ準々決勝・浦項スティーラーズ戦後(韓国)のドーピング検査にて禁止物質が検出されたことが発表されて、AFC(アジアサッカー連盟)より「全てのサッカー関連活動(国内や海外の親善試合および公式戦)」への参加を暫定的に停止する処分を下されていた。
今回の発表によると、ドーピング検査時にシュヴィルツォクから採取された検体『A検体』に続いて、同時に採取された別の検体『B検体』においても禁止物質が検出されたという。この結果を受けて、AFCはシュヴィルツォクに対して、「すべてのサッカー関連活動(国内および国際試合、親善試合、公式戦を含む)に関し、4年間の活動禁止処分とする。当該活動禁止期間は、同選手に対し暫定処分が決定された2021年12月9日から起算するものとする」と最終的な判断を下した。
なお、名古屋グランパスは同選手との契約について「シュヴィルツォク選手とクラブとの契約につきましては、弁護士を通じてシュヴィルツォク選手と協議中となります」とクラブ公式サイトで伝えている。
1992年12月28日生まれのシュヴィルツォクは現在29歳。母国のボロニア・ビトムでプロキャリアをスタートさせると、ルドゴレツ(ブルガリア)などを経て、2021年夏に名古屋グランパスに加入した。“EUROO2020出場選手”の実力は伊達ではなく、加入後半年間で公式戦12得点を記録。JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦でも2点目の起点になる活躍を見せて、名古屋グランパスの同大会初優勝に大きく貢献した。
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