3年ぶりの開催となったF1日本GPは、ウエットコンディションでスタートしたが、2周目にはコンディション悪化のため赤旗中断。その際、1周目にクラッシュしたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)のマシンを回収するために、作業車とマーシャルひとりがコース上に入った。
ピエール・ガスリー(アルファタウリ)がこの作業車をスレスレで避ける映像からこのことが明らかになると、批判が殺到。他のドライバーからも、セーフティカー先導で走っている時に作業車を視認できなかったとして、厳しい声が寄せられた。
レッドブルのペレスは、今回のインシデントに厳しい声を上げているひとりだ。彼は「近年でも最低の出来事」と語っている。
「どういった状況であれ、マシンがコース上にいる間に、クレーン車を見るべきではない」
「ここで何が起こる可能性があるのか、本当に分かっていない」
「コンディションの問題じゃない。これは決して起こるべきではないことだ。どんなカテゴリーであれマシンが走っている間にコース上でリカバリー用の車両を見ることは、これが最後になることを祈っている」
「グリッドに向かうラップの段階では、コースはインターミディエイトでも問題ないように思えた。でもレーススタート直前に悪化し、特に1周目にはさらに悪くなっていた」
「だからレースを中断したのは正しい決定だったと思う。でも、クレーン車が出ていたのはここ数年でも本当に最低の出来事だった」
コース上に作業車がいたことには、中断中に映像を見るまで気が付かなかったというドライバーもいる。特に今回は、水しぶきなどによって視界が悪かった。こうした状況下で作業車を送り出した際の判断にも、注目が集まっている。
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)も作業車が視認できなかったというドライバーのひとりだ。彼は、クラッシュしたサインツJr.のマシンも見えていなかったという。
「カルロスがどこにいたのか、まだわからないんだ」
「僕はトラクター(作業車)も見ていない。視界がなかったんだ。セーフティカーの後ろではトラクターが見えなかったし、カルロスも見えなかった。明らかに、そこがレースの中で最悪の状態だった」
その他にも、作業車を確認できていなかったドライバーにはダニエル・リカルド(マクラーレン)、周冠宇(アルファロメオ)、ランス・ストロール(アストンマーチン)などがいる。
なおFIAは批判を受けて、このインシデントの徹底的な調査を約束している。ただ「SCや赤旗状況下でクルマを回収するのは通常のやり方」だとも明言している。
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