昨年12月にトップチーム昇格を果たしたシャルケMF上月壮一郎(22)がデビュー戦でスタメン出場を果たした。リーグ再開後の一戦でチームは敗れたが、ともに先発した日本代表DF吉田、相手のMF鎌田に負けない存在感を見せた。

右サイドハーフで先発し、前半32分。ペナルティーエリア内でこぼれ球をキープすると、相手DF1人をかわしてシュート。惜しくも右ゴールポストに当たったが、その1分後にはマイナスのクロスで決定機を演出し、見せ場を続々とつくった。

後半開始直後の2分には、フリーキックにヘディングで合わせて強烈なシュート。相手GKに弾かれるも、終始ゴールの可能性を感じさせた。

京都サンガの下部組織で育った上月は、18年にトップチーム昇格。昨年2月にドイツ5部相当のFCデューレンに加入し、同8月からシャルケのシャルケのU-23チームでプレー。同12月にトップチーム昇格を果たした。

U-19など世代別の日本代表も経験。将来が楽しみな若手の1人が、キャリアのまた新たな1歩を刻んだ。