西武の山川穂高内野手(31)が3月のWBCに臨む侍ジャパンの最終メンバーに内定したことが13日、分かった。「栗山監督から電話を頂き“はい、行きます”と伝えました」と明かした。18年日米野球以来、5年ぶりの代表復帰となる。
今月6日に、投打二刀流の大谷(エンゼルス)、史上最年少3冠王の村上(ヤクルト)らチームの中心となる12選手のメンバー入りが先行発表。史上最強と称される日本代表に、本塁打王3度を誇る長距離砲も名を連ねることになった。「打って、打って、打ちまくりたいです」と並々ならぬ思いを示した。
大舞台での活躍に期待が膨らむ。プロ入り後は五輪やWBCなど、これまで大きな国際大会とは縁がなかったが、富士大2年時には菅野(巨人)、東浜(ソフトバンク)、鈴木大(楽天)らと日米大学選手権に出場。「5番・DH」で出場した第1戦で満塁弾を放つなど、衝撃の世界デビューも果たしている。
18、19年に2年連続で本塁打王を獲得。主砲として西武をパ・リーグ連覇に導いたが、20年は右足首の捻挫、21年は左太腿裏の肉離れなど故障の影響で不本意な成績に終わった。しかし、昨季は41本塁打、90打点でパ・リーグ2冠を獲得。10年目に向け「節目ですし、野球人生の全てをかけて臨む」と意気込み、故郷の沖縄で自主トレに励んでいる。
栗山監督も本紙新春企画で松坂大輔氏と対談した際に「東京ドームで5試合ある。山川の長打力は魅力になってくる」と試合を決める一発を高く評価していた。3大会ぶり世界一奪回へ、山川が並み居る剛腕を打ち砕く。
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