3分、まだキックオフの余韻も残る雰囲気の中、早々に得点が動く。左サイドで得たFKをバレネチェアが直接狙う。セビージャGKドミトロヴィッチが反応し一度は弾くが、自らの足にボールが当たりゴールへ。公式記録はオウンゴールとなったが、幸先の良いスタートを切るラ・レアル。先発した久保もサディクへの鋭いスルーパスを見せるなど、序盤からチャンスを作っていく。
セビージャの攻撃を最小限に抑えながら試合をコントロールするラ・レアルは22分に追加点を挙げる。センターサークルでトラオレからのボールを受けたサディクが相手DFをかわし、右足を振り抜く。豪快な一発は25mの距離をものともせずネットへと突き刺さる。ここまで結果を出せず苦悩した”9番”の今季初得点にベンチもサポーターも総立ちで祝福。この日の久保は代表の疲れを感じさせず、ボールに触れる機会も多く得意の右サイドからの仕掛けや球際でも力強さを見せた。
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