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古賀稔彦さんの母 ミヤネ屋の取材に涙「病気を知らなかった、私には『言わないで、言わないで』と」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

古賀稔彦
Photo By スポニチ

 「平成の三四郎」と称されたバルセロナ五輪の柔道男子71キロ級・金メダリストの古賀稔彦さんが24日、亡くなったことがわかった。53歳だった。古賀さんの母・愛子さんが同日放送の日本テレビ系「ミヤネ屋」の取材に応じ、涙ながらに息子の「病気を知らなかった」などと話した。

 佐賀・みやき町で取材をうけた愛子さん。訃報は同日朝に知った。「今朝、長男(古賀さんの兄)から電話がありまして。なくなったということで電話を受けました」と明かした。「電話を受けてびっくりした。どげんもいわれん、涙が出ますね、やっぱりね」と語った。

 古賀さんは自らの病を伏せていたといい、「病気を知らなかった。やっぱり私には『言わないで、言わないで』ということやったらしいんですよ、自分の病気を。それで知らなかった。何の病気かも知らないですしね」と気丈に述べた。さらに「今テレビ見て手術したとか(知った)。この2、3日、検査入院でいろいろあったらしくて、そこから心配したような感じで、それまでは全然知らなかった」と打ち明けた。

 亡くなった状況については、「今朝、お嫁さんが起きないからきないから『起きて』って。そうしたらもう起きなかったから、ということで。お嫁さんのお母さんに電話入れたら、そうんなふうにおっしゃっていました」。1番の思い出を問われると、バルセロナ五輪の金メダルを挙げ、「親を喜ばせてあげたいっちゅうのがあの人の夢やったのかも。自分も一生懸命、涙ながしとったけんうれしかったんでしょうね」と、しみじみ話した。

 「私と逆。私が子どもを見送らんといけないというのは、やっぱり親としては、辛い。もう話もできないしね」と愛子さん。「柔道をしている子どもさん達に稔彦から習ったものを一生懸命頑張ってもらいたい。『古賀選手から習った』と、生徒さんたちが思ってくれれば思い出やないですかね」と話した。

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