◆スピードスケート W杯最終戦 第1日(12日、オランダ・ヘーレンフェイン)
女子1500メートルで高木美帆(日体大職)が1分53秒32で優勝した。今季のW杯は出場4レース全勝で種目別の総合優勝も果たした。
高木美は主戦場の1500メートルでは今季最後のレースで全力の滑りを見せた。最初の300メートルを24秒75とハイペースで飛ばし、銀メダルだった北京五輪の1分53秒72を0秒4も上回った。2位に約1秒差をつける圧勝にも「滑りの完成度でいえばそんなに高くはない」と冷静だったが、「でもそれ以上に私にとって大切なものがあった。大事にしたいものは全部出し切れた」と明かした。
この日はイレイン・ブスト(オランダ)の現役最後のレースだった。五輪5大会で13個のメダルを獲得したレジェンド。1500メートルで平昌、北京でブストに阻まれ銀メダルだった高木美にとっても尊敬する選手だ。最終組で同走が決まり「レジェンドのラストレースという中で滑れるのはそうそうあることではない。ありがたいなっていう気持ちと、私自身も最後一緒に滑りたいなと思っていたので、それがかなったことでこみ上がってくる気持ちを楽しみながら飛ばしていった」と振り返った。
ブストからはハグを求められ、「グッドラック。ありがとう」と言葉をかけられた。「あなたと滑れて良かった」。感謝の気持ちで返した高木美にとっても、忘れられないレースになった。
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