甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われている選抜高校野球大会第9日の28日、市和歌山(和歌山)は準々決勝で大阪桐蔭(大阪)に敗れ、市和歌山商時代に準優勝した1965年以来、57年ぶりの準決勝進出はならなかった。先発の淵本
相手の強力打線に一回、2失点した先発の淵本投手だったが、二回から意地を見せた。走者を背負いながらも何とかしのいで三回も無失点で切り抜けると、四回は1メートル83の長身から力強い直球に変化球を織り交ぜて三者凡退に仕留めた。
秋の公式戦での登板は県大会決勝での3回のみ。エースの米田投手に遜色ない投球を身につけるため、冬場は徹底的に走り込んで下半身を強化するとともに、キャッチボールではボールの回転を意識してきた。経験の少ない実戦を想定して自主練習に励み、全国の舞台に備えてきた。
前日、141球で完投した米田投手の疲労もあって回ってきた出番だったが、五回、この回2本目の本塁打を浴びたところで米田投手の救援を仰いだ。
あこがれのマウンドで悔しさも味わったが、自分の持ち味を発揮すれば、優勝候補にも通用する手応えもつかんだ。「今日投げたことを糧に、また、この舞台にもどってきたい」。米田投手と高め合い、夏の甲子園にはダブルエースとして臨むことを誓った。(村越洋平)
からの記事と詳細
https://ift.tt/H3sCSMT
スポーツ
Bagikan Berita Ini
0 Response to "市和歌山の先発、淵本彬仁があこがれのマウンドで味わった悔しさ…夏は米田天翼とのダブルエースへ - 読売新聞オンライン"
コメントを投稿