日本ハムは7日、日本プロ野球選手会から昨年11月に3選手を「ノンテンダー」として自由契約とした事案についての抗議文を受けて、川村浩二球団社長兼オーナー代行(61)がコメントを発表した。

「一部で報道されている通り、本日、日本プロ野球選手会から文書を受け取りました。文書内では、今回のFA選手への対応を含めた当球団の対応についていろいろ指摘されていますが、誤解や誤認も複数あるように思われ、当球団としてはまず選手会に必要な確認と説明を行いたいと考えております。また、当球団はこれまでも決められたルールを遵守してきておりますが、選手会と球団とはそもそも立場の相違があり、同じ物事であっても、その見え方はどうしても違ってくる面があります。そのため、書面でやりとりするよりも、丁寧に話し合うことが大切だと考えており、上述の必要な確認、説明も兼ねて、選手会に対し本件について一度話し合いの場を設けましょうと提案する予定です。過去に選手会との対話を閉ざしたことがないにもかかわらず、今回、選手会から何の事前の話し合いの申し入れもなく、突如としてこのような文書が当球団宛に送られてきたことは誠に残念ではありますが、当球団としては誤解や誤認が生じないよう引き続き努めてまいります」

同選手会は今回の事案について「単に選手の価値を一方的に下げるものです。そこで、当会は、本件球団が今後、選手の価値を一方的に下げるような態様で選手を取り扱うことを控えると共に、このような行為をノンテンダーなどと称し、選手やファン、社会一般に誤解を与えることがないよう、厳重に抗議しました」とこの日、日本ハムへ抗議文を提出していた。