スピードスケートのワールドカップ最終戦は12日、オランダで大会初日のレースが行われ、高木美帆選手が女子1500メートルで優勝し、この種目の総合優勝を果たしました。
スピードスケートのワールドカップの今シーズン最終戦はオランダのヘーレンフェーンで12日開幕し、初日に行われたレースのうち、女子1500メートルには、先月の北京オリンピックのこの種目で2大会連続で銀メダルを獲得した高木選手が出場しました。
高木選手は最終組に登場し、北京大会のこの種目でオリンピック連覇を果たし、この日が現役最後のレースだった地元・オランダのイレーン・ビュスト選手と同じ組で滑りました。
高木選手は序盤からスピードを出して前半の700メートルを全体トップで通過すると、後半は持ち味の持久力を生かしてスピードを保ち、2位におよそ1秒の大差をつける1分53秒32でフィニッシュして優勝しました。
これで高木選手は今シーズン出場したワールドカップのこの種目すべてで優勝し、総合優勝を果たしました。
一方、ビュスト選手は4位でフィニッシュし、たくさんの観客の声援を受けて競技人生を終えました。
また女子500メートルには、小平奈緒選手が北京オリンピックのあと初めて出場し、ことし1月に負った右足首のけがの影響を感じさせない滑りで、スタートから加速し37秒72で3位に入りました。
男子500メートルは、この種目の日本記録保持者の新濱立也選手が34秒38で優勝、北京オリンピックのこの種目で銅メダルを獲得した森重航選手は34秒53で2位でした。
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