エ軍解説グビザ氏は今季最多111球の熱投に興奮「凄まじいものがあった」
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は4日(日本時間5日)、敵地・レイズ戦に「1番・中堅」で先発出場し、初回にシーズン自己最多となる53号先頭打者弾を放った。5打数3安打1打点で打率.299まで上げ、53本塁打と115打点でリーグ2冠を独走している。それでもエンゼルス・大谷翔平投手の2年連続MVPを信じて疑わないのが、地元放送局バリースポーツ・ウエストの名物解説、マーク・グビザ氏だ。「ショウヘイがMVPだ。心配するな。昨日のパフォーマンスは凄まじいものがあった」と断言した。
11勝&30本塁打の大谷か、リーグ記録を超える64発ペースでかっ飛ばすジャッジか。大谷は前日3日(同4日)の本拠地・アストロズ戦で今季最多111球の熱投を見せて8回6安打1失点。一方、ジャッジはこの日2試合連発となる53号を放ち、シーズン自己最多本塁打を記録した。グビザ氏はジャッジの打席も逐一チェックしているが、それでも“大谷推し”に変わりはないという。
「昨日のような試合はショウヘイを次のレベルへ引き上げたと思っています。アストロズ相手に8回まで投げた。奪三振数など投球面で上位に入る活躍をしている。ショウヘイを上回る存在はいないです。ジャッジはまた本塁打を打ちました。特別な選手でお気に入りの選手です。でも、ショウヘイの方が理解不能なくらい難しいことを高いレベルでやっています」
ヤンキースはア・リーグ東地区首位を走る一方、エンゼルスのポストシーズン進出は絶望的。そして大舞台のニューヨークでプレーしていることがMVPレースにも優位に働くと見ている。
「ニューヨークでプレーしていることはジャッジを助ける要素になるだろう。ジャッジがMVPを獲得しても怒りはしないが、成し遂げたことを考慮すると、やはりショウヘイがMVPだと思う」
「今後の状況次第だが、現時点では再びショウヘイがリードしている。シーズンは残り1か月ほどだが、このペースで行くとショウヘイ以外は考えられない。ショウヘイがMVPじゃなきゃショックだ」
両軍とも残り28試合。ジャッジはリーグ記録61本塁打の記録更新、大谷にもダブル規定到達、200奪三振&30本塁打など史上初の偉業が期待される。まだまだ熱いバトルを期待したいところだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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