ワシントン・ウィザーズの2022年のNBAプレシーズンは、早くに始まる。プレシーズンマッチを数試合こなすだけの、典型的なスロースタートではない。
9月28日、ウィザーズは東京に到着した。王者ゴールデンステイト・ウォリアーズとの2試合のエキシビションマッチのために、5日間滞在するためだ。ウィザーズは9月30日(午後7時)と10月2日(午後2時)にさいたまスーパーアリーナでウォリアーズと対戦する。
ただ、日本遠征はバスケットボールだけのことではない。チームにとって、新しい文化やいくつかの素晴らしい料理を体験する機会だ。そして、チームメイトのひとりである八村塁の母国を見る機会でもある。
選手やコーチングスタッフの期待は大きい。
デニ・アブディヤは「日本に行くのは初めてなんだ」と話した。
「独特な文化だと聞いた。日本に行って、世界の違う側面を見るのが待ち遠しい。違う国に行き、そのすべてを吸収して、文化や食べ物を知ることのありがたみは知っている」
アブディヤは「世界に飛び出て、様々な国でプレイする楽しみを与えてくれる仕事だ」と続けた。
「楽しいよ。それが僕の仕事の一部なんだ。ありがたいことだよ」
See ya soon, Japan 🛫 pic.twitter.com/Tzh10nZ7yt
— Washington Wizards (@WashWizards) September 27, 2022
ダニエル・ギャフォードも異なる文化を体験する興奮やその重要性を知っている。
ギャフォードは「世界の別の文化に触れるのが本当に待ち遠しい」と話した。
「アメリカの文化の中にいれば、学ぶのはアメリカのことだ。でも、アメリカの周りがどうなっているかを学ぶのも、いつだって本当に良いことだよ」
ギャフォードは「父がそういう人だったんだ」と、子どものころに父親から教わった価値に言及した。
「父がよく話してくれたんだ。父親がいつもしてくれる、朝のちょっとした会話さ。世界のあらゆる国について父が話すことに耳を傾けていた。日本もそのひとつだ。以前、父といろいろ話したから、待ち遠しいよ」
八村にとってはさらに大切な遠征だ。母国に帰り、家族に会う機会でもある。
八村は「家族に会いたいです」と述べた。
「家族みんなが(試合に)来るんです」
もちろん、八村には“ツアーガイド”の責任も伴う。
八村は「心配なのは、基本的には丸4日しかないということです」と話した。
「日本に行くなら、いろいろ見るのに最低でも10日くらい必要です。チームをディナーに連れていくから、それは楽しんでもらえると思います。僕が選んだ場所はすべて街の中心にあるので、いろいろなものや違う文化をたくさん見てもらえるでしょう」
ウォリアーズとの2戦目を終えてアメリカに戻る時に、チームは異なる視点を持っているだろう。王者との2試合の経験、そして決して忘れることのない、多くの経験や物語とともに、チームはアメリカに戻ることになるはずだ。
原文:Wizards excited for experiences on and off the court this week in Japan by Luke Askew/WashingtonWizards.com(抄訳)
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