日本ハムの新庄剛志監督(50)が2日、1軍の沖縄・名護キャンプに初登場。打撃練習用に500万円のバーチャル打撃マシン「ユーティリティーエース」投入した。
夕方に囲み会見に応じた新庄監督はバーチャル打撃マシン映像が阪神・藤浪、ソフトバンク・モイネロ、そして新庄監督の“3投手”が用意されていることについて「俺のは、ボケ(笑い)。俺の映像だけ(本職が)ピッチャーの映像じゃないから全然合わないという…。だから(俺のは)なしにして。まあまあ、でも映像として撮りたいでしょ?明日、見せます。5分ぐらいで」とサービス登板を予告した。なぜ藤浪だったのかについては「藤浪くんにしたのは、藤浪くんはいろんなところに(ボールが)いくピッチャー。藤浪くんを打てれば誰でも怖くないだろ、という意味で設定させてもらった」と狙いを説明した。本当はメジャーリーグの大投手であるランディ・ジョンソンやペドロ・マルティネスの映像を使いたかったが「メジャーの方のは使えない」とNGが出て断念したこぼれ話も披露した。
この日の打撃練習については、とにかく強く振ることを求めて、実際に選手たちの打球の勢いが違ったと説明。「後ろで見ていてめちゃくちゃうれしかった」と手応えを感じていた。
投入された投球マシンは最新型で、株式会社キンキクレスコの真弓和博さんは「マシン本体で300万円。映像が200万円。基本的にセットになるので、500万円ですかね。今回新庄監督のご依頼で導入させていただきました」と言い、「一応140キロから145キロくらいの設定にしていまして、新庄監督の要望であのスピードになっています」と説明していた。
日本ハムは8日に宜野座で阪神と練習試合を行うことになっている。
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