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17歳・村瀬心椛、岩渕麗楽が決勝進出…スノボ女子スロープスタイル - 読売新聞オンライン

 北京オリンピックは開会式から一夜明けた5日、競技が本格的に始まった。スノーボードでは女子スロープスタイル予選が行われ、1回目74・95点で首位に立った日本選手団最年少の村瀬心椛(17)(ムラサキスポーツ)は2回目で81・45点と得点を伸ばし、2位で6日の決勝(12人)に進出した。世界選手権を2連覇中のゾイ・サドフスキシノット(20)(ニュージーランド)が2回目に86・75点を出し首位。オリンピック3連覇を狙うジェイミー・アンダーソン(31)(米国)は1回目の74・35点がベストで5位。岩渕麗楽(20)(バートン)も2回目に67・00点を出し11位で通過したが、鬼塚雅(23)(星野リゾート)は2回目も手をつくなど46・58点にとどまり、19位で敗退した。

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 前半の障害物と後半のジャンプ台で技を繰り出し、得点を競うスロープスタイル。鬼塚は2015年と17年の世界選手権で優勝、3位と実績を残し、岩渕もスロープスタイルと技術的に共通する部分があるビッグエアでワールドカップ(W杯)初勝利を挙げるなど、前回18年平昌大会では躍進が期待された。

 しかし、スロープスタイルは岩渕が14位、鬼塚が19位。岩渕は同じ平昌大会のビッグエアで4位に入ったが、不完全燃焼は拭えなかったという。

 メダルゼロに終わったスノーボード日本女子に刺激を与えたのが村瀬だ。同じ年の5月、13歳で出場した賞金大会「Xゲームズ」のビッグエアで優勝を飾ってみせた。村瀬はその後、右膝の大けがもあったが、今季のW杯で飛躍。ビッグエアの開幕戦でW杯初勝利を挙げると、スロープスタイルでも優勝を果たした。代表内定後のオンライン記者会見では「ビッグエアでもスロープスタイルでも金メダルをとって、笑顔で日本に帰りたい」と意気込みを語っていた。

 岩渕も負けていない。ビッグエアのW杯第2戦に勝ち、日本人で連勝を果たした。

 スロープスタイルとビッグエアに出場予定だった 芳家よしか 里菜(22)(STANCER)は3日の公式練習中、ジャンプの着地で転倒して負傷、欠場した。

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