フィギュアスケート男子でオリンピック2連覇を達成し、7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)の単独アイスショー「プロローグ」が5日、青森県八戸市の「フラット八戸」で行われ、報道陣に公開された。11月の横浜に続く公演で、5日が最終日となった。
「ただ今より6分間練習を始めます」。いつもは6人程度のスケーターとともに滑る試合の直前練習も、プロローグでは一人だけだ。入念にジャンプやスピンの精度を確認し、体の軸も確認した。
「1番、羽生結弦さん」。そうコールされて飛び出した羽生さんが最初に舞ったのは「SEIMEI」。2018年平昌冬季五輪で金メダルを獲得したフリーの演目だ。照明は競技会と同じ明るさ。選手時代の演技を見ているかのようだった。4回転ジャンプを含めてミスなく演じきると、1曲目からスタンディングオベーションの祝福を受けた。
次に舞ったのはジュニア時代のエキシビションナンバー「CHANGE」。津軽三味線の生演奏に乗せながら、赤や紫のレーザービームで彩られたロックな舞を披露した。
2曲演じ終えると、自らマイクを握ってトークショー。「プロローグ千秋楽、とうとう最終回となりました。最後まで(体力が)もつか分かりませんが、最後までよろしくお願いします」と息を切らせながら語り、ファンから届いた質問にも丁寧に答えた。
その後「Otonal(オトナル)」「シング・シング・シング」「悲愴(ひそう)」「ロミオ+ジュリエット」「いつか終わる夢」「春よ、来い」を情感たっぷりに舞い、「パリの散歩道」「ロシアより愛を込めて」でアンコールに応えた。
「終わりは始まりの始まり。これからまだ見ぬ本編に向かってご期待ください。序章を終わりにします」とあいさつ。2023年2月26日の東京ドーム公演「GIFT」を発表して約2時間の公演を締めた。【芳賀竜也】
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