エンゼルスは大谷翔平投手(29)をトレード期限前にトレードしないことに決定したと、スポーツイラストレイテッド誌のトム・バーデュッチ記者が26日(日本時間27日)、伝えた。

「オオタニはトレード市場から消えた」とし、エンゼルスがポストシーズン進出を目指しトレード期限前に買い手に回ると事情を知る関係者の話として伝えた。

大谷のトレードに関しては、米球界やメディアで待望論が優勢になっていた。すでに複数球団が、大谷トレードの打診のためエンゼルスとコンタクトを取ったとも伝えられていた。

だが、エンゼルスはこの2日間、球団内部で話し合いを行い、26日夕方頃に大谷を今季いっぱいキープすることに決めたという。

大谷は今季終了後にはフリーエージェント(FA)となる。

同記者によると、ミナシアンGMは8月1日(日本時間2日午前7時)のトレード期限までに先発投手と救援投手の補強に全力を注ぐ予定だという。また、球団は8月半ばには負傷者リスト入りしているトラウト外野手が復帰すると見込んでおり、2014年以来となるポストシーズン進出を目指す体制を整える。

エンゼルスは現在52勝49敗でア・リーグ西地区3位、ワイルドカード争いでは進出できる3位まで4ゲーム差の6位となっている。