アルテタ監督(左)、エドゥSD(右)に迎え入れられたティンバー(中央) [写真]=Arsenal FC via Getty Images
アーセナルは14日、アヤックスからオランダ代表DFユリエン・ティンバーを完全移籍で獲得したことを発表した。
新シーズンのさらなる飛躍を期すアーセナルが、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツに続く今夏2人目の補強を実現させた。契約期間は「長期」とのみ発表されているが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると2028年夏までの5年契約を締結したとのこと。また、移籍金は3400万ポンド(約62億円)で、パフォーマンスによって400万ポンド(約7億3000万円)のボーナスが支払われる契約のようだ。背番号は2022-23シーズンまでフランス代表DFウィリアン・サリバが着けていた「12」に決まっている。
現在22歳のティンバーは2014年夏にアヤックスの育成組織へ加入すると、2019-20シーズン途中にトップチームデビューを果たした。その後はセンターバック(CB)と右サイドバック(SB)を主戦場に出番を増やし、チーム内で不動の地位を確立。昨シーズンは公式戦47試合に出場し2ゴール2アシストを記録した。アヤックスでの通算成績は、公式戦通算121試合出場6ゴール4アシスト。2度のエールディヴィジ制覇を含む合計3つのタイトルを獲得した。
また、2021年6月にデビューを飾ったオランダ代表では、ここまで国際Aマッチ通算15試合に出場。昨年冬に開催されたFIFAワールドカップカタール2022では、初戦を除く全4試合でフル出場を果たした。
ティンバーの獲得に際し、アーセナルのエドゥSD(スポーツ・ディレクター)はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「ユリエンをアーセナルに連れてくることができて、非常に嬉しく思っている。彼は私たちが長い間追い続けてきた選手なので、これを実現できたのは我れ我チーム全員のおかげだ。ユリエンは若く、才能に溢れているだけでなく、国際的な舞台での経験も豊富な選手だ。若く強力なチームで戦うという我々のビジョンにぴったりの選手だと思う。ユリエンがここでのスタートを切るのを待ちきれないのは知っているし、彼がここで長年にわたって大活躍してくれることを心より期待している」
また、チームを率いるミケル・アルテタ監督も次のように喜びを語っている。
「ユリエンの加入にワクワクしている。彼は多才で若いディフェンダーで、我々のシステムにフィットし、このチームにさらなるクオリティをもたらしれくれるだろう。また、ユリエンはまだ若いにもかかわらず、すでに多くのことを成し遂げている。彼はアヤックスでトロフィーを獲得しただけでなく、主要な国際大会に出場することがどのようなものか、身をもって何度も経験している選手だ。ユリエンをチームに迎え入れ、溶け込ませることを楽しみにしている」
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