昨年のこのレース勝ち馬。当時は外枠だったが、終始余裕綽々の手応えでの完勝だった。その後、海外のレースも含めて馬券外に敗れた2戦はいずれも左回り。右回りでは安定しており、距離短縮ローテの成績【4-1-1-2】を見るより今回の臨戦過程はむしろプラスと捉えたいところだ。
・カレンルシェルブル
前走新潟大賞典は極悪馬場に加えて間隔の詰まったローテーションの影響があった印象。休み明けローテの2走前は当舞台を上がり3F最速で制しており、間隔があくローテーションはプラス材料だろう。前走から中2カ月以上の休み明け成績は【2-2-0-1】。夏競馬での連続好走歴も含め、穴妙味ある1頭と言えそうだ。
・ガロアクリーク
古馬になって以降の掲示板内は1800mに限定。得意距離でフタ桁着順の前走内容から、一変を望むのは酷な印象だ。
・ククナ
2歳時から重賞戦線で頭角を現していた馬。紆余曲折を経てオープンクラスに舞い戻ってきたが、前走は1人気6着だった。牡馬相手の重賞では慎重な評価が必要だと思われるが、夏競馬の成績【1-0-2-0】が示すように季節替わりは歓迎のタイプ。父キングマンボ系の好走が目立つ近年のレース傾向も含め、何らかの印を打ちたくなる1頭だ。
・グランオフィシエ
全5勝中4勝が左回りのサウスポー。右回りの1800-2000mでは【0-0-0-3】と好走歴がなく、2200m以上での好走が目立つ近走内容から距離短縮ローテも不安材料だ。
・サンレイポケット
年明け以降の3戦はすべて掲示板外。昨年使われた右回りの2000mでは4.5着とそれなりの競馬だったが、斤量57.5キロ以上の成績【0-0-0-5】を踏まえると馬券内突入へのハードルは高そうだ。
・シフルマン
重賞では【0-0-0-5】と厚い壁に阻まれている馬。厳しい。
・ショウナンマグマ
フタ桁着順が続く現状。1800mに良績が集中している馬でもあり、2000mへの距離延長ローテもマイナスと言わざるを得ない。
・セイウンハーデス
芝2000mでは【2-1-0-0】と安定。2走前には今回と同じ小回りコースの阪神芝2000mを制しており、当距離ではコース不問で大崩れがない馬だ。同じ重賞2着馬であることを踏まえると、フェーングロッテンとの比較で1キロ軽い斤量は魅力。逃げ差し自在の脚質も含め、この舞台でも再度の好走を警戒したい。
・テーオーソラネル
芝2000mで3連勝と勢いに乗る上がり馬。中団やや後方に控える競馬を強いられた前走は1000m通過61秒4のスローで万事休すかと思われたが、前日の鳴尾記念と0秒2差の勝ち時計で連勝を伸ばした。好走時のラップがスローペースに集中している点は気がかりも、ノーマークにはできない。
・トーラスジェミニ
フタ桁着順が続く現状。厳しい。
・バトルボーン
この馬で強調したいのは前走の勝ち時計。1分57秒8で制した一戦だが、3歳時に東京芝2000mを1分57秒台で走破した馬にはディープスカイ、フェノーメノ、エフフォーリア、イクイノックスなど名馬がズラリと並んでいるのだ。前走について補足すると、1000m通過58秒8のハイペースを2番手から押し切る強い競馬。右回りの成績【2-0-0-0】も含め、重賞即通用の可能性を秘めた1頭だ。
・ヒンドゥタイムズ
戦列復帰をはたした昨年以降、馬券内に入った2戦はいずれも直線非急坂コース。直線急坂の阪神芝を使われた近2走より条件は向くだろうし、昨年夏競馬での連対歴がある点も含めて何らかの印は必要か。
・フェーングロッテン
芝2000mの重賞における常連と言って差し支えない成績を残している馬。夏の福島は昨年ラジオNIKKEI賞を制しており、夏適性も申し分ないが、気がかりなのは前走鳴尾記念が開幕週のマイペース逃げにもかかわらず5着馬とわずか0秒1差だったこと。前述のラジオNIKKEI賞や金鯱賞も開幕週の馬場とトラックバイアスを味方につけた好走の可能性は否定できず、今回は2頭以上に差されるパターンを想定すべきだろう。
・ホウオウエミーズ
1000m通過57秒3の超ハイペースとなった前走。道中後方待機の同馬にとって願ってもない展開での好走だった。ここもハイペースが見込めるメンバー構成だが、今回は重賞での複数馬券内がある牡馬が相手。連続好走は至難の業か。
・レッドランメルト
芝1800mの成績【3-2-1-1】に対し、芝2000mでは【1-1-0-3】。オープンクラスの芝2000mでは掲示板内すらなく、苦戦は免れられないか。
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