MLBは11日(日本時間12日)、ドラフト会議3日目を行い、ホワイトソックスが大阪出身の西田陸浮内野手(22=オレゴン大)を11巡目、全体329位で指名した。日本人がMLBドラフトで指名されるのは、2013年にヤンキースが2巡目で指名した加藤豪将内野手(28=現日本ハム)以来、5人目となる。
西田は5フィート6インチ(約168センチ)と、アストロズのホセ・アルテユーベ内野手(33)と同じ身長で今ドラフトでは最も小柄な選手とされており、右投げ左打ちで二塁と外野を守る。米専門誌ベースボール・アメリカではドラフト有望株の483位にランクイン。コンタクト能力と選球眼に優れ、俊足とパワーも兼ね備えており、一部の米専門家からは「今ドラフトで最もエキサイティングな選手」と評されている。
西田は佐々木主浩(元マリナーズ)、斎藤隆(元ドジャース)、ダルビッシュ有(パドレス)のメジャー3投手らも輩出した名門・東北高(宮城)出身。3年生の19年夏に宮城大会決勝に進出したが、ライバル仙台育英に敗れた。卒業後に渡米。マウントフード・コミュニティーカレッジから今季、オレゴン大に転校し、NCAAのリーグで63試合に出場。打率3割1分2厘、5本塁打、37打点、25盗塁をマークしている。
ホワイトソックスは今年のドラフトで11選手を指名し、内野手は1巡目全体15位のジェイコブ・ゴンザレスと西田の2人を獲得した。
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