陸上のアジア選手権がタイのバンコクで開幕し、女子1500メートル決勝では、東京オリンピックのこの種目で日本選手として初めて8位入賞を果たした田中希実選手が4分6秒75のタイムでフィニッシュし、大会新記録と今シーズンの自己ベストをマークして優勝しました。
2年に1回行われている陸上のアジア選手権は前回大会が新型コロナの影響で中止となったため、4年ぶりに開催されました。
タイのバンコクで12日に開幕した大会は、5日間の日程で、来年のパリオリンピック出場に向けたポイントを獲得できるため、アジアからトップ選手が出場していて、日本からも男女合わせて76人が出場します。
初日の種目のうち、女子1500メートルには、この種目の日本記録保持者で、おととしの東京オリンピックで8位入賞を果たした田中選手が出場しました。
田中選手は序盤で先頭に立つと、800メートルを通過したあとペースを上げて後続を引き離し、ラストスパートでさらにスピードを上げる圧倒的な走りで大会記録を5秒余り更新する4分6秒75の今シーズンの自己ベストのタイムで優勝しました。
2位には、先月の日本選手権のこの種目でも田中選手に次ぐ2位だった、後藤夢選手が4分13秒25のタイムで入り日本勢がワンツーフィニッシュを果たしました。
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