ロッキーズとトレード成立
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは30日(日本時間31日)、ロッキーズからランダル・グリチック外野手とCJ・クロン内野手をトレードで獲得したと発表した。ロッキーズにはジェイク・マッデン、メイソン・アルブライトのマイナー2投手が移る。
31歳のグリチックは2009年ドラフト1巡目(全体24位)でエンゼルス入り。2014年にカージナルスでデビューし、ブルージェイズ時代の2019年には31本塁打をマーク。2022年からロッキーズでプレーし、今季は打率.308、8本塁打、27打点。通算183本塁打を誇る右の大砲だ。
33歳のクロンも通算186本塁打を記録する右の長距離砲。2011年ドラフト1巡目(全体17位)でエンゼルス入りし、2014年にデビュー。レイズへ移籍した2018年に30発を放ち、ロッキーズ時代の昨季は打率.257、29本塁打、102打点。今季は打率.260、11本塁打、32打点を記録している。元広島のケビン・クロンは弟で、マイク・トラウト外野手とは盟友。また、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ロッキーズからエンゼルスへ最大200万ドル(約2億8000万円)が送られるという。
2014年以来のポストシーズン進出を目指すエンゼルスは、トラウト、レンドン、ウルシェラら野手陣に負傷者が続出。前日29日(同30日)に顔面骨折したテイラー・ウォード外野手も10日間の負傷者リスト(IL)から60日間に移行され、今季中の復帰は難しくなった。26日(同27日)にホワイトソックスから通算59勝右腕ルーカス・ジオリト、中継ぎ右腕レイナルド・ロペスをトレード獲得したばかりだが、8月1日(同2日)のトレード期限前に、今度は右の大砲コンビを補強した。
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