第105回全国高校野球選手権記念大阪大会は30日、大阪市の大阪シティ信用金庫スタジアムで決勝があり、今春の選抜大会に出場した履正社が、選抜大会ベスト4の大阪桐蔭を3―0で破り、全国制覇を成し遂げた2019年以来、4年ぶり5回目の夏の甲子園出場を決めた。
2年連続で同じ顔合わせとなった大阪大会の決勝。先手を取ったのは、履正社だった。
二回、先頭の西田大志が相手エース左腕の前田悠伍から中前安打を放ち、出塁。四球と内野ゴロで1死二、三塁とした後、只石琉人の内野ゴロの失策の間に1点を先制した。
四回には、2死満塁から野上隼人の左翼への適時打で2点を追加した。先発登板した左腕の福田幸之介は相手の強力打線を抑え込み、完封した。
大阪桐蔭は昨夏の甲子園大会でも投げた前田が先発したが、制球に苦しみ、守備の乱れもあった。打線もつながらず、1点が遠かった。
履正社は今春までに春夏で計14回、甲子園に出場。春は準優勝2回、夏は19年に優勝している。卒業生に山田哲人(ヤクルト)らがいる。22年からは、多田晃監督が指揮を執っている。
今年は、選抜の初戦の2回戦で高知に2―3で敗れた。春の大阪大会では4回戦で敗れていたが、夏の大阪大会では出場159チームの頂点に立った。
大阪桐蔭は春夏合わせて甲子園出場26回、優勝9回を誇る。卒業生には中田翔(巨人)、藤浪晋太郎(アスレチックス)らがいる。
今年はエース左腕の前田らを擁し、昨秋の近畿大会大阪府予選、近畿大会、明治神宮大会を制し、今春の選抜は4強入りした。春の府予選は前田抜きで臨み、決勝で金光大阪に1―2で敗れた。近畿大会は1回戦で智弁学園(奈良)に6―8で敗れた。
大阪大会では、3年連続の夏の甲子園にあと一歩、届かなかった。
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