近江に敗れ、肩を落とす神村イレブン=浦和駒場スタジアム
2大会ぶり4度目の優勝を目指す青森山田は昌平(埼玉)に4-0で大勝。優勝5度を誇る市船橋は初出場の名古屋(愛知)を2-1で退けた。堀越は2-1で佐賀東に勝ち、初の4強入りを決めた。
準決勝(6日・国立競技場)の組み合わせは市船橋(千葉)-青森山田、近江-堀越(東京A)に決まった。
◇2年名和田「来年こそ」
終了のホイッスルまで残り20秒。PK戦突入を前に、神村学園は奈落の底に突き落とされた。後半ロスタイム、勢いの衰えない近江に勝ち越し点を献上。2年連続の4強入りが絶たれると、真っ赤なユニホーム姿の選手たちは膝から崩れ落ちた。
前半を2-1で折り返し、「国立への切符」に手をかけたかのように思われた。だが後半に待っていたのは、右サイドを何度も崩される厳しい展開。我慢の時間が続き「ドリブルの対応ができず、サイドをうまく使われた」と有村圭一郎監督。GK川路の好セーブなど守備陣は奮闘した。ただ後半だけで浴びたシュートは15本、そのうち3本を決められた。前回大会と同様に、2度のリードを追いつかれての敗戦。名和田は「また目の前でやられた。粘り強さが足りない」と肩を落とした。
両チーム合わせて7度もネットが揺れる試合に、約1万人の観客は熱気を帯びた。才能あふれる神村の「タレント軍団」が魅了した場面も多い。名和田の直接フリーキック弾や、吉永や有馬の正確なクロス、西丸の強いフィジカル-。新垣や福島、日高ら下級生も献身的なプレーで貢献した。ベルギー1部ゲンク入りが決まっている吉永は「この試合で負けて良かったと思えるよう、次に生かしてほしい。1、2年生は絶対日本一をとれる」とエールを送った。
「先輩たちや鹿児島県の思いを背負って、来年こそ」。2年名和田の目は、1年後の日本一を見据えていた。
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